心配して息子が携帯に電話をしてきたことがあった。

そのとき私は再雇用で60才を過ぎてあたらしい職場でお世話になって

数年経っていました。

「たいへんな大きな地震が東北で起きたらしい」

「おとん、だいじょうぶか?」

正直、私はまったくといっていいほど、気づきませんでした。

夕方ちかくになるにつれて、未曾有の地震が起きた、とわかってきました。

たいへんなことが起きたものだ、と。

だんだんとその深刻さに身も震えてくるようになったのをおぼえています。

じつは、前日から秋田に旅行している妻のことが気がかりでした。

秋田の観光タワーにのぼっているときに地震に遭遇し、電源がストップして

しまった。大きく揺れて高い所で止まったままで、生きた心地がしなかった。

(当時を振り返り、なんとか帰ってこれて、ほんとうによかった、と述懐)

あの日を忘れない・・・東日本大震災から7年です。

<写真は散歩のときのものです>

晴天