ちっこ姉ちゃん
姉が電話をしてきた。
5歳離れた姉とは同じ市内に住んでいます。
12月に入って元気にしてるかあな、と気になっていました。
昨年秋、自宅の階段から足を滑らし骨折をした。
当時、1週間入院していた姉はだんだんと回復してきたとはいうものの
おもえばえらい怪我をしたものです。
「もとにはもどらんわ」 弱気になって、ちょっとしたときにも、
杖のお世話になっているとのこと。
普段の買い物はご主人の運転で出かけるそうです。
ご主人も姉と同じような年恰好で、高齢者です。
姉ですが電話の声を聞いてるかぎりは元気そうですが、
本人の冗談まじりのしゃべりでは、口はようまわるらしい(笑
四人きょうだいは、いつのまにか姉と二人になってしまいました。
兄、おっき姉ちゃんはすでに他界し、
ちっこ姉ちゃんとの久しぶりの電話は、
たわいのない4、50分もの話になりました。
「また、おいでや」
「また、行くよ」
年の瀬、また日が過ぎていきました。