つるべ落としの秋の夕暮れ
夏が過ぎ、風あざみ、とくちずさんでいた季節は流れて、
だんだんと過ごしやすい季節になってきました。
月日の経つのはほんとうに早いな、とおもっています。
墓参りを済ませ、お彼岸の日も過ぎていってしまうと、
つるべ落としのように秋の日は暮れていってしまいます。
歳をとるほどに、世の中のスピードが速くなっているように思います。
一年を通じては花の咲く春も好きですし、入道雲の夏、紅葉の秋、それにまっ白な雪の世界の冬、
どれも好きですが、身近に迫ってくる澄んだ秋はやはりいいですね。
若い頃の一年一年は長く感じていました。
四季のなかに彩を見いだして、毎年毎年の行事のなかで生活を送っています。
朝は肌寒むかったです。
流れる水は澄んでいます。
静かでした。