歴史の梅林寺
梅林寺の創建年代等についてはいろいろと紐解いてもよくわからないんですが、
元は現在の茨木市大手町にある安養寺と号する真言宗寺院で、室町時代の1521年に
浄土宗に改められた、とあります。その後、江戸時代に入り、慶安3年(1650年)茨木川の
水害から4年後に現在地に再建され、明治12年(1876年)に郡の役所がこの寺に設置され
ました。
戦国時代、茨木城主であった中川清秀が永代寄付をしている梅林寺では、
天正11年(1583年)、賎ヶ岳の戦いで清秀が戦死したので、遺髪を持ち帰り
これを寺内に納めて供養しました。
本堂裏の墓地には中川清秀らの墓があり、
梅林寺文書といわれる秀吉の書簡や中川清秀画像が残されています。
秀吉の書簡は、本能寺の変が起こった時、清秀がその事態を当時、高松陣中にあった秀吉に
伝えたことに対する返書ですが、その内容は、「信長が難に遭うことなく無事である」旨が書か
れていて、嘘に満ちているが戦国の世相をよく表しています。
信長の生存をほのめかし、清秀が明智方につくのを防ぐ
ための秀吉の作戦の一つだったと考えられています。
茨木城主として名高いのは、もう一人片桐且元の名があげられます。且元は関ヶ原後、
衰退する豊臣氏を懸命に支え、その存続に尽力しました。………….
そして、市内の有名なお菓子「片桐もなか」が、以前に茨木心斎橋商店街内にありましたが、
いまもあるんでしょうか。
ここ、梅林寺の所在も片桐町で、今にその名をとどめて、歴史が引き継がれているんですね。
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梅林寺:大阪府茨木市片桐町1-3
阪急電車 茨木市下車 北西へ徒歩400メートル
*茨木市HPなどを参考にさせていただきました。
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投稿:2010.8.20
2 Comments
おはようございます(^o^)
雰囲気のあるお寺ですね!
しゃちほこ?がいい感じです。
こんばんは、
なかなか由緒あるお寺なんですね。
調べてみて、ちょっとびっくりです。
しゃちほこは江戸時代のものだそうです。