昨年の夏までに、四国遍路を終えて高野山へのお礼参りも済ませましたが、あと4ヶ寺ほど

ブログレポートが残っています。

時が経つほどに思い出がだんだんと薄れてきて、そのうちに四国に行ったことも忘れてしまったら

大変(笑)ですので、今のうちに記憶をたどり載せていきますので、見ていただければ、と思って

います。

Shikoku pilgrimage(32 Zenjibuji Temple ,禅師峰寺)

<第32番札所 禅師峰寺>高知県南国市十市にあります。

禅師峰寺(ぜんじぶじと読みます)は、南国市の南西端、土佐湾を望む峰山の山頂に建ち、

見晴らしがよかったのを覚えていますね。このお寺、先達さんからは、みねんじの愛称で親し

まれているのとの由、でした。

寒さを堪えて・・

江戸時代から維新に至るまでの長きにわたり、土佐藩主をつとめた

山内氏が参勤交代で浦戸湾を渡る際にも、必ず禅師峰寺を訪れ、

航海の安全を祈ったと言われています。

Ohenro(Shikoku,Japan)

禅師峰寺から1kmほど離れた場所に、幕末の土佐勤皇党の盟主・

武市半平太(私など、NHK大河ドラマ龍馬伝で大森南朋扮する武市

半平太の人物像の印象のほうが強いですが)の旧邸が在るらしく、

あ、そうなんだ、と巡拝後、気づき残念な思いをしました。

はるか太平洋を遠望す。

はるか向こうに見える桂浜や浦戸大橋を通ってきました。天気がよく、土佐湾の爽快な景色が

一望できました。このときは坂本龍馬像へは、時間がなかったので行けませんでした。

Daishi-do

<第33番札所 雪蹊寺高知県高知市長浜にあります。

広々とした境内に大師堂があり、この左横には新しくなった本堂がありました。お堂に当たって

いる陽の光、実は朝日なんですよ。朝の境内の空気は、また格別においしいような気がしました。

観音堂

<第34番札所 種間高知県高知市春野町秋山にあります。

どこのお寺でも手水鉢があって、水を汲むために柄杓(ひしゃく)が

備わっていますが、安産のお寺で知られる種間寺ではちょっと様子が

異なっていました。

子育観音堂では、沢山の底の空いた柄杓がずらりと並んでいました。

底が抜けた柄杓を「抜けやすい」として安産祈願する、なんともユニーク

な発想なんですね。

さわり大黒

本堂にある「さわり大黒」で、なんともユーモアがあり、見ている人を

笑顔にしてしまいますね。

お腹あたりは触られて、テカッ、と色が変っていました。

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投稿:2010.5.20