四国遍路(15,16)
久しぶりに四国遍路の旅を掲載します。巡礼の時期はちょうど2年前の3月でした。
天気はまあまあでしたが、寒かったのを覚えています。
常楽寺(14番札所)をあとに田舎の道を800mほど歩くと、国分寺の山門の
前に出ました。石仏はずうーっと昔から見つめているんでしょうね。
<第15番札所 国分寺>徳島県徳島市国府町矢野にあります。
「国分寺」は十四番札所からは、目と鼻の先となります。
迎えてくれるのは「聖武天皇勅願所」と彫られた石で、
お寺は天平13年(741)聖武天皇が天下泰平を祈願して建立した全国に66ある
国分寺中の一つで、薬王山国分寺といい、山門の柱ををよ~く見ると菊の紋が
架かっていました。
創建当時は七重大塔を備えた大寺院として知られていました。
四国霊場札所は真言宗がほとんどなんですが、ここは曹洞宗で珍しいですね。
本尊は薬師如来。トイレの神様としても信仰されていて、おねしょ防止に効果あり、
とか。右奥の堂は立派な重層入母屋造りの本堂です。
<第16番札所 観音寺>徳島県徳島市国府町字観音寺にあります。
こじんまりした境内でしたが、和様重層の堂々とした山門は
なかなか重厚感がありました。
地図を見ていても国分寺から観音寺までは2kmもないんですが、
ツアーバスでの参拝のため、席の温まる間もなかったです。(贅沢な悩みでした)
高野山真言宗に属し、大師堂の右に夜鳴きを封じてくれる
夜鳴き地蔵(覗いただけで写真は撮れませんでした)が
祀られていました。道中の無事を祈る(?)先達さん。
*
巡拝日:平成20年3月2日
2 Comments
建物の
枯れた感じがたまりませんね^^
3枚目の写真が,とってもいい感じです。
ありがとうございます。
国分寺の境内は広々として、いたるところで
大寺院の面影がありました。