四国遍路(12,13,14)
<第12番札所焼山寺>徳島県名西郡神山町下分字地中にあります。
まっすぐに、天に向かうかのような大きな木でした。
杉木立のなか、石段を上がり本堂を目ざしました。
(境内には残雪があちらこちらにありました。)
(狭い道なので、途中マイクロバスに乗り換え、目的地に到着です。)
昔から、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」といわれ、
遍路道の中で一番の難所、といわれています。
歩き遍路さん、お疲れさまです。
焼山寺は役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)が山を開き、
蔵王権現をまつり、庵を結んだのがこの寺の歴史の始まりといわれています。
お参りを済ませて、ちょっと休憩です。
焼山寺は標高800mのところにあり、空気も冷たく、涼しい風が実に心地よかったです。
(焼山寺をあとに大日寺へ向かう道で)
早春のいい天気のなか、
歩き遍路をされていました。
なんか、清々しい思いに駆られました。
<第13番札所大日寺>徳島県徳島市一宮町西丁にあります。
焼山寺からは26km。13:00に大日寺に到着しました。
真ん中にしあわせ観音像がありました。
<第14番札所常楽寺>徳島県徳島市国府町延命にあります。
大日寺からは2kmほどで、13:45に到着しました。
足元が悪い岩を踏んで本堂の前に向かうと、
お遍路さんでいっぱいでした。
この木のどこかに観音像が安置されていますが、
ご覧になれるでしょうか。
境内は大きな岩がところどころ露出していて、
佇まいが一風変わったお寺の印象でした。
弥勒菩薩を本尊としているのは、四国霊場では
このお寺だけ、と先達の弁でした。
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巡拝:2008.3.2