秋の日、自宅から1時間ほどで、たどり着きました。歩くとだんだんと暑くなってきて、

ウインドブレーカーを脱ぎ、デイバッグに収めるほどのいい天気です。

参道

<佐太天神宮>

国道1号線に面して鳥居がそびえています。

参道の両脇には明治百年事業で寄進された灯篭が目を惹きます。

このあたりは昔々、菅原道真公の領地であったところで、901年(昌泰4年)道真公が

太宰府に左遷され、赴任途中に当地でしばらく滞在したと伝えられています。

「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ」

佐太天神宮

大きなイチョウの木と並んで佐太天神宮拝殿があります。

この奥にある本殿で、息子、娘のお宮参りをしました。何十年も前のことですね。

しばらく境内に佇んでいますと、そのできごとが昨日のことのように脳裏に浮かんできます。

秋の道

境内奥のうっそうとした林に入ると、

やはりひんやりとしてきます。

佐太戎社

佐太戎社、秋の陽に当たっていました。

来迎寺の秋

<来迎寺>

小学6年の夏休みに、このお寺で学校行事のサマーキャンプに参加、といっても、

この本堂の中でですが、友達みんなとワイワイがやがやと泊まった楽しい思い出があります。

もちろん、その頃からでも境内の松は、このように枝が地に這うような臥龍松だったのでしょうね。いま、

あらためて古いお寺だなぁと感心しました。

古木

来迎寺山門の道の向かいには古木があり、

ぼこぼことしたコブはなんだろう、と興味を惹かれました。

寺のある町

中央に写っている石標には「勅願所 石清水八幡宮御本地天筆如来」、

「西方四十八願所第46番 本山来迎寺」とありました。

佐太天神宮とは道を隔てたところにありました。

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撮影地:大阪府守口市佐太中町7丁目