四国遍路(46,47)
一句ひねりました・・・・・・・「四国路の 遍路を見つめ 伊予の秋」
<第46番札所 浄瑠璃寺> 愛媛県松山市浄瑠璃町にあります。
海抜710mの三坂峠という峠があって、古くより馬子泣かせといわれる交通の
難所でした。昔の人はこの峠を越えてお参りしたそうです。
車では松山インターチェンジから国道33号線を砥部方面へ25分ぐらいで
来れました。
浄瑠璃寺の創建は和銅元年(708)で、薬師如来の別名瑠璃光如来から
寺号を浄瑠璃と名づけた、とのことです。
” 御利益のよろず屋 ” に相応しく、境内には、この説法石をはじめ
仏足石・仏手石・仏手指紋などがありました。
案内通り、手でも触れ、腰掛もしてきました。
現在の本堂は、天明5年(1785)に再建されたそうです。
時間がなかったので、みかんの香り、柿のおいしい味を連想しただけでした。
<第47番札所 八坂寺>愛媛県松山市浄瑠璃町八坂にあります。
八坂寺は浄瑠璃寺からわずか1kmで、ゆるやかな坂を上り詰め
た所にあります。
重厚な感じの山門ですね。天井絵が描かれていました。
開基は、役行者小角(エンノギョウジャオズヌ)と伝えられています。
山門をくぐり境内に入り、更に石段を上がった正面に本堂があります。
比較的新しい本堂でした。
このお寺の周囲は昔、荏原郷と呼ばれ、遍路の元祖となったといわれる ” 衛門三郎 ”
の出身地だそうです。
この日もいい天気に恵まれて、四国の秋を満喫しました。