四国遍路(48,49)
<第48番札所 西林寺> 愛媛県松山市高井町にあります。
西林寺は、天平13年(741)に行基が開基。その後、弘法大師は国司
とともに寺を現在地に移し、伽藍を再興した、といわれています。
仁王門からまっすぐ、鐘楼横の奥に、立派な大屋根の本堂があり、その右横には大師堂があ
ります。
” 秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛 ” 子規 名水百選にも選ばれている清水がいまも湧
き出ているとのこと。(飲んでおけばよかったのに)
<第49番札所 浄土寺> 愛媛県松山市鷹子町にあります。
空也上人の寺としても知られています。
上人は全国を歩いて橋を架け、井戸を掘り民衆を救済。念仏を唱えながら右手に撞木、左手
に鹿角の杖を持ち、口から6体の小さな仏像が出ている構図の、あの ” 空也上人立像 “で、
このお寺に安置されています。かつて歴史の教科書で見た京都・六波羅蜜寺の空也像と
そっくりな姿の像です。
仁王門には、「健脚祈願」の草鞋がいっぱい吊ってありました。
西林寺からは15分(車で)ぐらいのところにあります。
浄土寺の大師堂まえの風景です。(左横に本堂があります)
お遍路さんで賑わい(?)の境内です。境内には「空也松」が残り、自ら彫ったとされる像も
寺の宝となっています。
秋空のもと、爽やかな参拝でした。