四国遍路(66,67,68,69)
<第66番札所 雲辺寺> 徳島県三好市池田町にあります。
はるばると 雲のほとりの 寺にきて 月日を今は ふもとにぞ見る (ご詠歌)
山麓の雲辺寺口から寺への登りは「へんろころがし」といわれる急勾配の坂道
が続き、横峰寺を上廻る難所といわれてましたが、自動車道が開通してからは
いくぶん便利になった(そうです)。
雲辺寺は八十八ヶ所中で1番高い標高911mにあります。
ですから、このような高いところにあるからでしょうか、午後の雨
上がりのこの景色では、霧のベールがかかってなんともいえない、
幽玄の世界に入ってしまったようなすばらしい体験をしました。
参道に咲くガク紫陽花
<第67番札所 大興寺> 香川県三豊市山本町辻にあります。
大興寺のまわりはのどかな田園風景が広がり、地元では「小松尾さん」と呼ばれ、
親しまれています。雨がしとしと降っていましたが、お地蔵さんもやさしく迎えて
くれました。
あとで聞いたんですが、この寺は親切な “接待” で、お遍路さん
から喜ばれているらしい。中でも「うどん接待」が大好評だとか。
これまでも、あめちゃん、タオル、お茶などの接待を受けましたが、
このうどん接待を受けられなく残念・・・・・・
私の朱印帳はどこにあるのでしょうか。
お世話になりました。(大興寺)
<第68番札所 神恵院(ジンネイン)> 香川県観音寺市八幡町にあります。
<第69番札所 観音寺> 香川県観音寺市八幡町にあります。
山門の仁王門は第68番神恵院と第69番観音寺とを兼ねています。
なぜこの2札所の所在が同じかと調べますと、琴弾八幡宮が68番、観音寺が69番で
したが、明治初年の神仏分離で、琴弾八幡宮は琴弾神社と神恵院とに分離されること
になり、神恵院は麓にある観音寺境内に移されたため四国霊場唯一の珍しい1寺2霊場
となった、とのことです。
神恵院本堂
観音寺境内からはるか四国の山を望む。