Ta Prohm

ガジュマルによる侵食が激しく、樹木が食い込んでいます。

遺跡を破壊しているのか、それともいまや遺跡を支えているのか。

写真を見て、思い出してもすごいですね。

Ta Prohm

回廊のいたるところに彫られているデヴァター像。

美しい衣装に身を包み、花束をかざす手の動きはアンコールの華です。

Devata-Ta Prohm

優しく微笑む口もとはアンコール王朝へと繋がっています。

 Ta Prohm

ガジュマルは高い樹木で、頂上の部分を除いて枝がなく、

白くなめらかな樹皮が不気味にも感じられました。

昼間でも薄暗い感じのある場所で、時おりキーキーとするどく

鳴く鳥の声に、不思議な気持になりました。

Trip to Cambodia

タ・プロームは東西1キロ、南北0.6キロある大きな寺院で、「梵天の古老」という意味らしい。

この遺跡は自然と遺跡の共存という形をもっとも迫力ある姿で示し、ここを訪れる人は誰でも

その荒れた内部に驚嘆します。

回廊上に覆いかぶさる樹はガジュマルで熱帯の国で見られ、一昨年訪れた台湾の光景に

ダブったものでした。

ここタ・プロームは15世紀戦争による破壊、放棄から19世紀フランス人学者によって密林に

埋没した遺跡群が発見されるまで、400年以上もの長い間、その存在さえも

忘れられていました。

ガジュマルという樹は生長が早く、幹や枝から気根という地上に出る根を下ろし、

遺跡そのものをすっぽりと覆っています。

回廊や楼門の壁などには多くのデヴァター像があります。宮廷内の女官や舞姫がモデル

だったらしく、どのデヴァター像も微笑み、その彫像をじっと見つめていると、

はるか時代をさかのぼった空間に誘っていかれるようでした。

暑い中、見るものがなにもかも驚きでした。