京都の神社参道を離れた場所でのシーンです。

梅雨のうっとうしいなかでしたが、濃い新緑の下、ここだけは爽やかな風が吹いていました。

しばらくジ~ッとジャングルジムのある風景を見ていると、いつのまにか小学生の頃の風景に

ス~ッと戻っていました。校庭の隅にあったジャングルジムで、何人ものがよじ登り、わいわい

と、無心に遊んだもんだな、と。友達らと何を喋っていたんだろうか。楽しかった思いだけは

はっきりと憶えていますね。半世紀以上も前のことになりますが・・・

校庭には1本の大きなクスノキがあっただけで遮るものがなく、抜ける空があり、そして、

その遊びを見つめている大人はいなかったということ以外は、まったく変わっていない風景

のなかでした。

今、この少女はジャングルジムに恐る恐るよじ登り、それを達成した時の満足感を心の中で

感じるんだろうな、と。

梅雨の晴れ間の出来事でした。

A comfortable spot

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投稿:2010.6.21